arma o santo
ルパン三世(主にアニメ2nd)の感想を淡々と上げてゆく感想置き場です。たまに二次創作があります。原作はまだ読めてません。4期決定おめでとう!
2012'03.25.Sun
58話の感想ほんと長くて「おまえホンットすきな」みたいになってますが、違うんだすききらいの問題じゃないんだほとんど逐一感想いってくとああなるよっていう一例なんだ、他のも下手するとあんぐらい長くなる可能性があるんだ、ということで、今回はコンパクトに行きます。
よく考えたらこの感想…レビュー? ネタバレもいいとこやんね。
59話「マダムXの不思議な世界」
60話「インドに自殺の花が咲く」
よく考えたらこの感想…レビュー? ネタバレもいいとこやんね。
59話「マダムXの不思議な世界」
60話「インドに自殺の花が咲く」
59話「マダムXの不思議な世界」
・2nd恒例の摩訶不思議な話…なんだけども。マモーだってパイカルだって、2ndじゃないけどかなり「!?」て設定じゃないかよく考えると。宇宙人と不死身の男だからね一応。
うん…この話はかなりのイロモノというか…いやホント変わり種なんだけど、こういう話もアリだよと思いました。
・一言で伝わる59話
「念力だった」「悪い妖怪の仕業だった」「お前も蝋人形にしてやろうか」
うんなんも伝わらないですねわたしが悪かった。
最後に至っては閣下だし。いや嘘じゃないんですそれが動機だから…
・今回ルパンがすげー困惑しててちっとも事態を掌握できてない
ルパンは超リアリストなのでむしろこういう話でちっとも活躍できないのは理にかなってる。
・その代わり五右ヱ門無双。
もんごえ…おぬしいつから超常現象担当に…
いやそんな感じわかるけど。わかるけども。
・五右ヱ門、次元、とっつぁんがルパンの捕まってるところに放り込まれてルパンと再会する。
既に二日悪戦苦闘してるルパンは諦めモード。ひととおりのことは試してみたっぽい。
頼みの綱の次元と五右ヱ門待ちだったのに、二人まで捕まっちゃって、「お前らまで捕まっちまったら、おしまいだよなぁー」とかいってる。
そこにはいない一味の最後の一人、「ふーじこちゃんも、捕まっちまってるし…」のくだりでもう蝋人形にされてるかもしれない不二子ちゃんのことを思い浮かべたのか(だって二日も経ってる)、しょげかえって膝を抱えたまま涙目になるのがかわいいホントかわいい。参っちゃってる。
それを見て「おいおい、らしくねぇぜルパン!」とあわあわする次元も微笑ましい。
・ここからずっと五右ヱ門のターン
ルパンが「五右ヱ門…!」ともんごえを見つめる。もんごえ「ああ、わかったぜ…」と真剣な顔。
なにがわかったのだ。お前はそもそもいつから超常現象担当に(ry
「マダムXの念力だ」
だからおまえは(ry
ともかくここから一貫してルパンが五右ヱ門五右ヱ門というのが、ほんとこういうの苦手なんだなっていうか、目に見えないものは五右ヱ門の領分だと思ってるっていうか。
そして次元がとっつぁんとっつぁんいってる。
地面に腰上まで埋まったとっつぁんを「とにかくとっつぁんを助けねぇと」というのが次元だってのがね、なんか笑います。実際引っ張り上げようとするし。
ルパンは自分が一度か数度かわかんないけど、嫌というほどひっかかったその罠に、助けるよりもまず諦めモードがつよくて「ほら、こうなっちまうんだよ。いつもこうだ」と呟いてるのがまた。その意味のわかんない罠の答えを五右ヱ門に求めるっていう。
「わぁぁ~じげーん、ごえもーん、たーすけてー、お人形さんにされちゃーう」とか
「わわっ、やめろっ、やめろって、ごめんなさいすっから!」とか
山田ルパンのかわいいことしきりである。このいいかた真似できない。
細かいこといいだすときりがないことしきりなんですけど、マダムXは一体なんだったのか、ほんとに存在してたのか、あの蝋人形製作師とでもいうべき博士はなんだったのか、あのひともほんとに存在してたのか、
そしてあの念力を使う、五右ヱ門に悪い妖怪とまで評された、少年は一体なんだったのか。人間だったのか。そうじゃなかったのか。
…世にも奇妙な物語みたいになってきたのでこわいから次行きますね!
嫌いな話じゃないけどなんかいびつでつじつまの合わないところがこわい話です。深くつっこまないつっこまない。
60話「インドに自殺の花が咲く」
・何故かこの話知ってる。観たことないのに。なぜだ。
・ルパン一味のへそくり(ダイヤの山)を狙うバサラ団と不二子ちゃんの三つ巴な話。トンデモ話なんだけどすき(笑
・冒頭からルパンと次元が二人して銭形のとっつぁんに捕まっちゃってる
この話は二人とも捕まってばかりですね。バサラ団にも捕まるし。
とっつぁんに捕まる二人…この前後が気になる。
・自殺光線を浴びて自分の頭に銃をぶっぱなすとっつぁん
うわ!と思ったけど、たぶん帽子撃ち抜いてるからこめかみはギリセーフ。実際頭にハゲが出来ただけで済んでたし。
後にインドの警察に「部下を殺されて黙ってていいんですか」って詰め寄ってるから、とっつぁん以外の全員死亡したのかしらん…だとするととっつぁんどんだけ強運。そして自殺光線マジ鬼畜な。
とっつぁんはあとでルパン二噛まれてうつされて、二度自殺病にかかってるんだけど二度とも頭を撃ち抜いて、撃ち損ねて生き残る。
そもそも自殺光線ってなんなんでしょう。
なんとなく、催眠波かと思ってます。嫌な気分になるテンポとか、眠くなる音とか、そういう類の。
でもそれ噛まれたらうつるかなぁ。ルパンも不二子ちゃんに見せかけた人形が爆発した余波を浴びて自殺病にかかってるし。
「あの光線にあたると自殺したくなる」「噛まれるとうつる」ってのが共通認識としてあったら、病は気からでうつるだろうけど。
大体「自殺したくなる」のはこころの動きであってですね。つまり暗示でありましてね。
タナトス(死への欲求)を刺激する音なり色なり匂いなりがあったとして、それが百歩譲ってあの光線にあったとして、でもひとからひとにうつるのはどうよ。
いやぁ、不思議な話だ…笑
あ、でもとっつぁんが二回も頭を撃ち抜き損ねたのは、とっつぁんが死ねないひとからだと思う。
あの光線が催眠に近いものだと仮定して。とっつぁんは直情型だからかかりやすいけど、でもどんな目に遭ってもどんな場面でも生き残る側の人間で、その分厚さは催眠でも、本人の意志ですら、きれないんじゃないかなと思いました。
対して不二子ちゃんとルパンは裏社会の人間ですので、本人たちにどれだけその気がなかろうと(或いはあろうと)、死と隣り合わせなわけで、やっぱりそれはお天道様のもとで日の丸背負って歩いてるとっつぁんみたいなまっとうなひととは、違うよなぁと思いました。
ルパンなんて本人主演、演出、監督で、何度「死んで」るかわかんないくらいだし。死の側です。
でも一概にそうはいいきれないって話もしたいんだけども…長くなる上に本筋から外れるので棚上げ。
・バサラ団に武器を取り上げられパンツ一丁にされる二人。
いつもと柄が違うんだねぇ二人とも。珍しいな。
下着に靴下に靴だけとかマニアックだなバサラ団。実によくわかってる(違う)
でもルパンはよく靴に変なもの仕込んでるから、靴も脱がして下着と靴下だけにすべきだったと思うんだ…いや邪なことは考えちゃいない、あくまで結果論をですね…
・「お、俺もうダメ」「バ、バカ、背ぇ比べだと思ってがんばれ」
背比べって。
・タージ・マハルかよおおおお
何故よりによって拠点をそこに選ぶバサラ団。
インドっていったらタージ・マハルっしょ?みたいな感じが出ててすごく笑いました。ばかばかしい!
あとで不二子ちゃんを追うときの宮殿の屋根が気球になって飛んでったときは「タージwwwwマハルwwwwwがwwwwwwちょwww世界遺産wwww」と爆笑しました。夜中のハイテンションかわいそう。
・不二子ちゃんと次元の板挟みのルパン
かーらーのー、
次元とルパンのつかみあいの喧嘩
かーらーのー、
蟻地獄。
なんのこっちゃ。
この二人いつ打ち合わせしたんだ。打ち合わせをしている暇どころか目配せすらしたかどうか。
でもルパンと次元が蟻地獄に飲みこまれたのを必死に呼んでバサラ団に「二人を助けて!」っていう不二子ちゃんは、ぜんぶがぜんぶ演技ってわけでもなかったと思う。
だってカルカッタのどこにお宝があるか、しかと聞きだしてないしね!(そこか)
助からないというのが明らかになるとばっさり割り切って「お墓はダイヤで飾ってあげるわ」と笑顔ひとつ見せて去ってく不二子ちゃんまじドライでしびれる。どう足掻いても酷い女です、ほんとうにありがとうございます。でもその割り切りがすき。
・不二子ちゃんが乗って去ってく車にくくりつけてある縄が引かれて、蟻地獄から引きずり出されて生還する二人。
「だから教えんなっていってんだろーが!」「俺の勝手だろーが!」なんて喧嘩してた癖に。あれも互いの本音だろうに。
・「くっそー不二子めもう知らねぇぞ」といってた癖にタージ・マハルが飛び立つ(笑)と、不二子が危ないと駆けだしていこうとするルパン。そんなルパンをいい加減に懲りろと止める次元。
「悪い子ちゃんだけっどもがよ、いじめられたら、カワイソーでしょうが」
ああ、ですよねぇ(笑
「…っく~~~~~っ!」その答えに顔を覆って呻くしかない次元。
ああ、ホント、「ですよねー」としかいえない。
次元が地団太踏む気持ちもわかるし、ルパンが放っておけないのもわかるし。
いいコンビで、いいファミリーです、ほんとに。
・自殺光線に当たって明るく楽しく死のうとするルパン
とっつぁんは「生きていても、何も楽しいことなどないという気持ちになって来た」といって頭を撃ち抜くのに。
「わぁい死のう、死ぬぞう、早く死にたいなぁ!」なルパンととっつぁんの対比。
ていうかルパンたのしそうすぎる。
ちなみに自殺光線に当たった不二子ちゃんは顔色が尋常じゃないだけで、一言も発さず車を走らせてました。別にたのしそうではなかった。すごく悲観してるっていうのでもなかったかもしれないけど。
自分の頭を撃ち抜こうとしてぶるぶる葛藤するルパンとかごちそうさまです。
まぁそっからは完全に自殺病に蝕まれてしまったのか、ふっきれたとばかりに死のう死のうとしてますが。
止める次元おつかれさまです。
執拗に止める次元に業を煮やして、「じげ~ん、一緒に心中しようぜ?」「イヤ、イヤ、お断り!」と追いかけっこが逆転したり、笑いごとじゃないのかもしれないけど笑うしかない。
・その頃カルカッタの五右ヱ門は…
無我の境地の行の前では自殺光線など無意味なのだ!
ていうか無線持ってた意味がねぇ。
もんごえ先生は「それ意味あるのか」ってつっこみたくなる役割や立ち位置が多いんだけど、なんていうか、テレスペでの扱いじゃないけど、「チートだけど扱いに困る」感じが一味でも感じられて、わらう。
融通効かないんだもんねぇ…でも意地も義理も道理も通したいとかねぇ…
みなさんが「ファミリーの末っ子」としてみてるの、なんとなくわかる気がする。
・「これでもう死ねないだろ」「まだまだ。僕ちゃん舌噛んじゃうもんね」「わーバカ」
からの、
「五右ヱ門なんか噛ませるもんないか」「急場だ。これしかない」「上等」
といって牛の糞を噛ませる。おいおい。
牛の糞をもぐもぐごっくんして正気に戻るルパン。
また自殺光線の話に戻りますが、あれが催眠波かなんかだった、と思うのは、こういうショック療法というか、気つけが有効だったからです。
あと、二度頭を撃ち抜いたと思って死に損ねてるとっつぁんは、気絶から覚めると自殺病がすっかり抜けてるので、本人が「死んだと思った」ら抜けるもんなのか、と。仮にほんとうに死にたい病だったとしたら、死に損なって正気には戻らないだろう。
・波止場にて。
「どこにダイヤがあるのよ」「あるよ、目に付くところに」「もう、絶対見つけてやるんだからね」
と去ってく不二子ちゃん。牛に餌をやりながら笑う次元。
「知ったら怒るぜ」「だって俺いったぜ?誰からも見えるところに隠してある、って」
インドでは誰も傷付けない牛に飲みこませておいて、その牛を船で送る。
「で、俺達があれを横浜港で受け取るって寸法さ」
この話がすきなのはこのラストがあるからかもしれない…
不二子ちゃんには教えないルパン、てのが珍しい気がして。
男三人が一枚上手でした。
ていうか横浜港なのか。
ここまで!
もうちょい先までいきたかったけどだめだねむい。
加筆にくるかも。
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