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arma o santo

ルパン三世(主にアニメ2nd)の感想を淡々と上げてゆく感想置き場です。たまに二次創作があります。原作はまだ読めてません。4期決定おめでとう!Twitter / lapeirousia

2025'05.04.Sun
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2012'04.06.Fri
歯抜けだった部分を埋め終わったので、感想を先にすすめますね。

61話「空飛ぶ斬鉄剣」
62話「ルパンを呼ぶ悪魔の鐘の音」
63話「罠には罠を!」








61話「空飛ぶ斬鉄剣」
・2ndは脚本家さんによって一話限りの設定があったりするので、この「斬鉄剣はこんにゃくが斬れない」の設定が他でも有効かっていうと、どうかわかんないけど。有名な「こんにゃくが弱点」はここから来てるのかぁ、とやっと納得しました。この話なのね!
・「洋酒は薬臭くていかん」→「…もう一杯!」 この笑顔である。
・「勘違いしないで、ウェイトレスじゃないのよあたし」「ちぇっ、ウェイトレスだったらもうちっと色っぽいや」 不二子ちゃんにこれ以上どう色っぽくなれと!? いやわかってる、格好だよね。コート着たままだから露出度低いもんね。

・「なにぃ!ルパンたちが堂々とホテルに泊まってるだと!それでお前さんは一体誰だ?」「そーんなことはどうだっていい。いいか、必ず来るんだぜ、とっつぁん!」

首に縄かけて机の上に椅子おいて首つり準備しつつピストルを頭に向けてるもんごえに必死にすがりついて止めるルパンと次元。
「命より大事な斬鉄剣を盗まれるなんて…恥!不覚!死なせてくれ!」「いやそれは!俺が無理に勧めたから!」「勧められたとはいえ、何杯もおかわりしたのは拙者。頼む!」「うわわわ」「おっ、とっつぁんが来た!」

「よーし五右ヱ門、とっつぁんのところで頭冷やすんだぜ!」ルパンたちが逃げる。僅差で部屋に入ってくるとっつぁん。椅子が倒れる。
「し…死なせてくれ!」首つられながらピストルの引き金に指がかかってる五右ヱ門にポカンのとっつぁん。

ルパンが「俺が勧めたから」ってとりなそうとするのがすごいもえた。
とっつぁん呼んじゃうのにももえた。衣食住と、斬鉄剣なしの五右ヱ門の命が保証される場所って、考えてみれば留置所だよね。とっつぁんの至上目的が「逮捕」だから変な拷問とか処遇とか心配しなくていい、っていう、当人たちにとっては当たり前の認識に近い信頼も込みだろうなと思ってもえた。
更に留置所で断食始めた五右ヱ門にわざわざ日本食取り寄せてあげてるとっつぁんもえた。「何か食えって。ここでお前に死なれたらわしの立場がないだろう」って。赤裸々やな。でも「立場」とかいってるけどもんごえが憔悴してくの見てられないだけなんだろうな。とっつぁんいつもそうだよな。
留置所から五右ヱ門奪還するときのルパンが、とっつぁんを代わりに牢にぶちこみつつ、鍵をがんばれば届きそうなあたりに落としていくのが確信犯的でもえた。

なんなんこの信頼。

・「次元ちゃんこわい」「よせよ」
・「こんにゃくだ!あれだけは試してみたが絶対に斬れなかった!」 どうしてそんなのを試す場面があったのか、知りたいです。

・「こんにゃくねぇ。おでん屋はなさそうだけど」「ジャングルだから、掘れば芋くらいあるだろう」「芋?こんにゃくって芋から出来てんの?」「そうだ」「へーえ」 ルパンにとってのこんにゃく=おでん、なんだ。そして製造法知らないんだ。
こんにゃく製造法を知らないあなたに!ついったでまわってきてた呟きが以下です。

人類は、どういう経緯でコンニャクを食い始めたんだろうな。「根っこしか食えません。普通に食うと毒です。砕いて粉にして、灰を溶いた水でかき混ぜて、煮て、固めるとプルプルした謎の物体が出来上がります」とか、ハードル高すぎだろ…

ハードル高杉ですね。
でも普段食ってるものって「どうしてそれを食おうと思った」「どうしてそんなにまでして食うんだ」っていうの、案外多くありませんか。ナマコとかウニとか。最初のひとりは紛れもなく勇者だ。
納豆なんか完全に「あ、これ多分腐ってるな」って思いながら食ったでしょう。「買い物行くのめんどいし、行っても飢饉で金も米もモノもねーし、生きるために食っとくか…」じゃないですかコレ。チーズとヨーグルトも。蜂蜜もすごいよな。
かまぼことかチョコレートとか、そのままじゃ食えないものが原材料の加工品全般そう思う。
食い意地の張った祖先に敬礼。

・斬鉄剣はすごいけど、斬鉄剣+五右ヱ門の腕前があって、はじめて両者の真価が発揮されると思うんだが、どうか。
・「ラジコン斬鉄剣さえあれば、国家間の危うい均衡などこの通りだ」「これで我々はベトナム戦争時代の栄華を取り戻せるというわけだ!」と笑う武器商人とマフィア。懐古厨め。がんばって時代に適応したシノギを考えなよ。
・「まぁうちの戦車同士が戦うわけだから、どこにも迷惑はかけてませんな」 戦うのはおまえの戦車じゃねぇよその国の人間だよ。全般的に死の商人に辛辣ですみません、などいわない。厳しくいく。

・ラジコン斬鉄剣がこんにゃく飛行機に向かってきて、垂直に突きさされようとしているときのルパンの顔。
やっぱりこんにゃくを斬ることは出来ず、表面に刺さってそれ以上すすまなくなる。そのときの「…ふうっ」と胸をなでおろしたルパンの顔。
わらってしまった。
「文明を否定する悪夢だ…!」とアル・カモネ。そうだね悪夢かもね(笑

・「今回ばかりは、不二子の処遇は五右ヱ門に任せる」「そんなあ」
・「なんなのよこれぇ」「こんにゃくだ。味の保障はせんがな」といってまずいこんにゃくを口に詰め込まれた不二子ちゃんを見て笑う男三人。
五右ヱ門よくそれで許したね!大事な斬鉄剣盗まれたってのに。しかも不二子ちゃんは、五右ヱ門にとって斬鉄剣がどれほど大事か、知ってて手をつけたっていうのに。
でも不二子ちゃんは、知ってたからこそ盗んだんだと思う。「五右ヱ門にとっては命のように大事な斬鉄剣だから、ルパンたちは絶対に取り戻すはず。絶対に取り戻すのならあたしが売り飛ばしても些細なことよね」みたいな笑 勝手にそんな感じかと思ってるんだけど、どうだろう。
五右ヱ門はまず第一に「自分の不覚」を責めるから、不二子ちゃんどうこうじゃないんだろうなとも思った。

・最後に武器商人の車を一刀両断。車を追ってたとっつぁんのパトカーとすれ違う。渋い!


62話「ルパンを呼ぶ悪魔の鐘の音」
・ラビーナさまがちょいちょいかわいい。
・今回とっつぁんは冒頭のみ。不二子ちゃんはお休み。
・仲間二人を助けにゆくルパンとかおいしい。

・「この…悪魔めっ!」「安らかな眠りを奪う悪魔め!」
操られた次元と五右ヱ門に終始しますよねーこの話は!
逐一拾ってくときりがないくらい…
次元が帽子のつばあげて目をみせてるのが、ああいつもの次元じゃないんだなって感じで。
あと、至極毒気の抜けたしゃべりかたをしてるのがおもしろいです。特に次元。なんだあのきれいな次元(笑
じげごえがせっせと毛糸ほどいて巻いてたのがシュール過ぎて!!(はらがいたい)
かわいいエプロンつけて「俺たちの畑でとれた野菜のスープだ」の次元とテーブルに花を飾る五右ヱ門にすごくふいた。
でも次元、五右ヱ門を番号で呼んでるんだよね…
つーかこの二人の生活がほとんど田舎の老夫婦。畑耕して、夜はスープで、二人で編み物して、教会に通って、夜は早く寝る。おいおいおい…
おまえら誰だwwwとつっこまずにおれない。

・「俺が女に弱いだなんてもういわせねぇからな」
ですよねー。
ルパンはたぶん、女に「弱い」んじゃなくて「甘い」。
その気になれば厳しくいくこともできるし、普段はどっちかっていうと「騙されてあげてる」「騙された振りをしてた方が得」で「意識的に三枚目を演じてる」っていうだけで。
不二子ちゃんに騙されてるのも、女だからじゃなくて、不二子ちゃんだから、って感じがしてます。恋愛感情云々以前に、この女は俺と騙し合いをする女だ、っていう認識がどっかにあるから馬鹿な誘いにも乗るっていうか。
ルパンは相手の罠や誘いに飛びこむのが流儀ぽいので。時々はほんとに裏をかかれる、時々はほんとにしてやられる、でもそれを破るのが面白い、ひっかかってそこから抜け出すのがたのしい。そういう感じがするんだけども。

・ルパンがラビーナ様に化けてたシーン、あれがルパンだと思うと、あのたおやかさマジパネェ。
あの手のうつくしさといったらどうよ…

・ルパンがひとりであれこれ村や教会をこっそり調べてまわる。地味なシーンだけどすきです。
「ねこふんじゃった」をオルガンで奏でてるのとかだいすき。鍵盤あるとつい知ってる曲つま弾きたくなるよね。
あの「ねこふんじゃった」は世界中で知られてるけど作曲者未詳で題名がたくさんあって、中国での名前が「泥棒行進曲」だと知ってわらった。ぴったりじゃん!
世界中で放送されてるルパンの、この部分をみて、「ああおれの知ってる曲だ」と思ったひとは沢山いたろうなぁ、と思うとたのしい。

・直接手は下さないけれど、ラビーナ様をお空の彼方にやっちゃったルパンは、場合によっては女でも勿論殺すんだなと改めて思いました。
・「悪い夢でも見てた気分だぜ」「こっちはえっらい目にあったんだからな」 そうですねぇ二人に殺されかけましたもんね。
・「訊くけどな。お前らの中のどっかに、俺をやっちまいてぇっていう気持ちがあったんじゃねぇのか?」「ああ、あったかもな」「人の心は複雑怪奇故」「へんっ、そんなこったろうと思ったぜ。あばよ!お前らはなぁ、あの村であどけなく暮らすのがお似合いさ」「おい、ルパン」「待てよ、冗談だって」
車に飛び乗り、行ってしまうルパンを追う二人。
このラスト(笑
平然と答える次元と五右ヱ門がまた、ねぇ。


63話「罠には罠を!」
・ホワイトハウスのあんな近くにブラックハウスなんて作っちゃう善人がいるか。
・「不二子の欲しいものってあそこにあんの?」「まさか。あそこにはあたしの欲しいものなんか何もないわ」 権力の象徴ホワイトハウスにそういってのける不二子ちゃん。現実主義っていうか現物主義だからね!
・「不二子ちゃんにはいーっつも騙されるか裏切られるかだからねぇ。たまにはいいお話だといいんだけど」「騙すより騙されるほうがいいものよ」「そりゃーそうだけども」 いいんかい!

・「んー、でも、殺しと、善人の金には手を付けないっていうのがボクちゃんの信念なもんでね…」「信念とあたし、どっちが大事?」「そりゃーもう信念さ」「…あなたとも長い付き合いだったけど、これまでね」
でれでれになりつつしっかりそう答えるルパン。不二子ちゃんて、下手したら関係が終わりかねない台詞よく吐くよね。自信があるんだろうね。その傲慢さがかわいい女だと思う。

・「たしかに予告状を出すのはルパンの手口ですが」「だが?」「ルパンは善人の金には手を付けない男なんですわ」「ではわしが善人ではないと」「いや滅相もない!」
これはルパンの仕業じゃないと?ではなく、わしが善人でないと?という方向に誘導してそれ以上とっつぁんの口を塞ぐとは、ドン・ケッチさん思惑が透けて見えますことよ。

・寄付する金をルパンたちが盗む場面に出会って「少しは見どころのあるやつだと思っていたが、薄汚いコソ泥になりさがったか!」「堕落したルパンなどに容赦はせんぞ」と憤激するとっつぁん。
思うんだけど、宝石を持ち主から盗むのは、「善人の金に手を付ける」ことにならないのかな。社交界の星になるような宝石を持つのは大体後ろに手のまわることしてる成金だからいいのかな。そこらへん気になるんだけども。
今回のは社会福祉に寄付するっていってるから、とっつぁんが怒るのもなんかわかる。金額も金額だし。

・追おうとするとっつぁんに銃口を向けるルパン。不敵に笑うとっつぁん。「ルパン。貴様に人殺しが出来ないことくらい、わしはよく知っとる」
ルパン、殺し屋も殺しも嫌いだもんね。命を狙われたら命で片を付けるけど、それはあくまで裏社会の流儀だからね。
ルパンが次元の昔の知り合いに対していい顔しない感じが何故かあるんだけど、それは殺し屋が多いからだと思った。
よく考えると次元も五右ヱ門も不二子ちゃんも、前身が殺し屋なのに、よく今つるんでるよな。そしてよく三人は足を洗ったよな。

・「不二子!俺たちを裏切るのか?」銃口を向けるルパン。「無駄よ、ルパン。あなたにあたしは殺せないわ」眉をひそめ、数瞬の逡巡ののち引き金を引くルパン。銃弾が不二子ちゃんの胸を貫く。
思わぬ結果に呆気にとられるルパン一味ととっつぁん。
「ルパンおめぇ…とうとうやっちゃいけねぇことを…!」とっつぁんの呟きがまた。
「ああ…不二子…許してくれえ。殺すつもりはなかったんだ…」跪いて手を組み合わせて涙目で許しを乞うルパン。
とっつぁんを尻目に、ぽかんと不二子ちゃんの乗ったヘリが消えて行った空を眺めながらふらふらと歩いてゆく三人。
を、目撃して「あらら?これはどーいうことかしらん」となってるルパンたち。この一連の流れおもしろい。

なんか、とっつぁんが終始「ルパンが道を踏み外すこと」にすごく拘ってたのが気になりました。
もともと泥棒だろうに。「人の倫」のほうだろうなと思うけど。

・助け出した不二子ちゃんが「こわかったわ」というのに「おーよしよしもう大丈夫だからね」といいながら、「ドン・ケッチめ。俺をはめようたぁ許せねぇ。罠には罠をだ!」というの、すきです。
・ところで腰を痛めたルパンに薬を塗ってる五右ヱ門。こういうのは五右ヱ門担当なんだな、と「花吹雪 謎の五人衆」でもルパンに薬塗ってた気がするから思いました。東洋医学信用するんだなルパン。西洋の科学と主義の権化みたいな教育受けただろうに。

・このルパンの仕掛けた「罠」がおもしろくてならない。
途中でビデオが故障したり。化けてるのにとっつぁん本人が現れちゃったり。
「なーんか筋書きが変わってきちまった」とこぼしちゃう。
そういうの込みで、おもしろい。
作戦の企画・立案を担当するルパンが、当然ある程度織り込み済みだろうアクシデントに「あらら」となるの、すきです。余裕と焦りのせめぎ合いがすき。

・不二子ちゃんがあれこれ奮闘。
これ普段なら次元とかルパンの役回りなんじゃないかな!なんとなく。
不二子ちゃんが機械が故障してどうしましょう、ってなってるの珍しくて。

・「ねぇ、あたしがんばったのよ」と本物のとっつぁんにいっちゃう不二子ちゃん。
「なんか色々企んどったみたいだが、最後は正義が勝つのだ」とぼろぼろの格好の不二子ちゃんを捕まえることもせず、にやりと笑い、顔つきを改めて車に乗って去ってくとっつぁん。
それを帯電して放電しつつひどい格好で追いかける不二子ちゃん。
を、物陰から見て笑ってる男三人。「でもちょーっとかわいそうな気が」「放っとけよ。自業自得だ」といってルパンの腕をとりひきずってく次元。

結局金には手をつけず、ドン・ケッチの宣言通り寄付させることではめられた仕返しとする三人。
いいですね。


ここまで!
ふううもっといけるかと思ったけどみっつで既に長かった。
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